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📒この記事でわかること
- 国産春雨(芋澱粉)と中国産の緑豆春雨の違い
- 豆板醤と甜麺醤で作る、茄子入り麻婆春雨の材料と作り方
- 茄子をトロッと、春雨をモチモチに仕上げる失敗しないコツ
「春雨に国産なんてあるんだ?」
スーパーの乾物コーナーで、僕は思わずその袋を二度見した。
これまでわが家で春雨といえば、透明で細くツルツルとした中国産の緑豆春雨一択。
安くて使い勝手がいいので、中華スープやサラダにたま〜に使う程度だった。
ところが手に取ったパッケージには、誇らしげに「国産」の文字。

原材料名を見ると、ばれいしょ(じゃがいも)澱粉とかんしょ(さつまいも)澱粉とある。
緑豆が原料の中国産とは、そもそも生まれからして違うらしい。
気になって調べてみると、国産春雨の主な産地は奈良県などで、森井食品や森正といった歴史あるメーカーが、冷凍変性技術という伝統製法を守り続けているという。

緑豆春雨はシャキッと軽い歯ごたえと透明感が持ち味。
一方、国産の芋澱粉春雨は太めでモチモチとした弾力があり、何より煮崩れしにくく、旨みを吸い込みやすいのが特徴なのだそうだ。
「これは、おうち中華で真価を発揮するやつでは……?」
食いしん坊の血が騒いだ。
早速その国産春雨を買って帰り、今夜の晩酌のアテ兼おかずとして、麻婆春雨に茄子を合わせた「茄子入り麻婆春雨」を作ることにした。
茄子入り麻婆春雨の作り方

調理時間の目安:約25分(春雨の下茹で時間は商品の表示によって変わる。推定)
実は本日の料理、名前で悩みまくった。
くだらないことなのだが、茄子入り麻婆春雨なのか、春雨入り麻婆茄子なのか???
茄子と春雨の比率で呼び方が変わるのではと、仕上がりを見てから名づけるつもりでいたら、余計に悩む羽目に!
各メーカーの素シリーズと比べても、どちらとも言えないちょうどいいバランスになってしまったのだ。
まぁ今回は、せっかく国産春雨と出会ったのだから、春雨を主役に名づけることにした。
では気を取り直して、調理開始!
実践レシピ
🥬 材料(作りやすい分量)
- 国産春雨:100g
- 茄子:4本(約400g)
- 豚ひき肉:150g
- 米油:大さじ3(茄子を焼く用に大さじ2、香味野菜を炒める用に大さじ1)
- にんにくのみじん切り:2片(大さじ1)
- 生姜のみじん切り:1片(大さじ1)
- 豆板醤:大さじ1
[調味料・スープ]
- 酒:大さじ2
- 醤油:大さじ1
- オイスターソース:大さじ2
- 甜麺醤:大さじ1
- 鶏ガラスープの素:小さじ2
- 水:200ml
- 水溶き片栗粉:片栗粉大さじ2を水大さじ2で溶いておく
- ごま油:大さじ1
- 小ねぎ:適量(小口切りにしておく)
一度使ったら、ほかの春雨には戻れない!
それくらい、美味しくてハマってるよ!
🍳 作り方

- 春雨を袋の表示どおりに下茹でし、約10cmの長さに切る。
- 茄子はヘタを取って縦半分、横半分に切り、さらに3〜4等分に切る。フライパンに米油大さじ2を入れ、茄子に油をからめながらしっかり焼き、焼き上がったら皿に取り出す。
- 同じフライパンに米油大さじ1を足し、にんにく・生姜・豆板醤を炒める。香りが立ったら豚ひき肉を加え、ポロポロになるまでしっかり炒める。
- ひき肉に火が通ったら、酒・醤油・オイスターソース・甜麺醤を加えて炒め合わせる。全体がなじんだら水と鶏ガラスープの素を加えて煮立たせる。
- ④に①の春雨を加え、中火で3分ほど煮込み、旨みたっぷりのスープを春雨にじっくり吸わせる。
- ②で焼いておいた茄子を戻し入れて全体をサッと和え、水溶き片栗粉でとろみをつける。最後にごま油をひと回しし、小ねぎを散らせば完成!
失敗しないコツ

① 春雨は国産の芋澱粉春雨を使う
炒め煮のように、スープと一緒に煮込む料理では春雨の種類で仕上がりが大きく変わる。
緑豆春雨だとブチブチ切れて細かくなったり、ドロッと溶けてスープと同化してしまったりすることがある。
じゃがいもやさつまいもの澱粉で作る国産春雨なら、煮込んでも1本1本が太さとツヤのある腰を保ってくれる。
② 茄子は先に焼いて取り出しておく
茄子を最初から煮汁に入れると、油が回りきらずに水っぽくなりがちだ。
先に米油をからめてしっかり焼いておくと、トロッとした食感と甘みが引き出される。
いったん取り出して最後に戻すことで、煮崩れも防げる。
③ 春雨に3分スープを吸わせてからとろみをつける
春雨を加えたら、中火で3分ほど煮込んで旨みを吸わせるのがポイント。
先にとろみをつけてしまうと、春雨にスープが染み込みにくくなる。
春雨に味が入ってから茄子を戻し、水溶き片栗粉は最後に加えよう。
春雨選びと茄子の焼き方、ほんのひと手間の積み重ねでモチモチとトロトロが両立するよ!
楽しみ方・食べ合わせ

盛り付けた皿からは熱々の湯気。
中華独特の炒め香に、豆板醤や香味野菜の刺激的な香りが重なり、その奥から秋茄子の芳醇な香りも漂ってくる。
よし、今夜はいつもより早めの晩酌開始だな。
本来なら仕上げのごま油をラー油にしたいところだが、いつものように辛味は自分の皿だけに……。
小ねぎの代わりにパクチーを散らすのもGOODだ。
この日のお品書きは、茄子入り麻婆春雨、もつの煮込み、冷奴、椎茸のうま煮、大根のレモンハチミツ漬け。
合わせたお酒は、いつもの黒ッキリボールだ。
「はい、今夜のメイン、茄子入り麻婆春雨!」
大皿を食卓の真ん中に置くと、ツヤツヤの茄子の脇で、スープをたっぷり吸った春雨が存在感を放っていた。
一口食べた瞬間、思わず「おっ」と声が出た。
スープの旨みを限界まで吸い込んでいるのに、押し返してくるような力強いモチモチ感。
煮崩れるどころか、炒め煮にすることで真価を発揮している。
トロッととろける茄子の甘みと、弾力あふれる春雨の食感のコントラストがたまらない。
「これ、すごくない?春雨が全然崩れてないし、含まれた旨みが半端じゃないよ!」
興奮ぎみに熱弁を振るうと、向かいでグラスを傾けていた妻が、満足そうに春雨を口に運んだ。
そして一口噛みしめたあと、フッと口元を緩めた。
「うん、やっぱり国産春雨は美味しいよね。モチモチしてて」
……ん?「やっぱり」?
「えっ、知ってたの?国産春雨のこと?」
驚いて尋ねると、妻は待ってましたとばかりに胸を張り、これ以上ないほど完璧なドヤ顔を浮かべた。
「何をいまさら。実家でも使ってたし、炒め煮にするときは絶対こっちでしょう?知らなかったの?」
この日のメニューにもある「もつの煮込み」のレシピも紹介しているので、みてね!
よくある質問

緑豆春雨でも作れる?
作ることはできますが、煮込むうちにちぎれたり溶けてスープと一体になったりしやすいです。モチモチ食感と煮崩れにくさを楽しみたいなら、じゃがいもやさつまいもの澱粉で作る国産春雨がおすすめです。
辛さを控えめにしたいときは?
豆板醤の量を減らして調整してください。わが家では全体は控えめに作り、辛いのが好きな人だけ自分の皿でラー油を足しています。
小ねぎがないときは何をのせればいい?
パクチーを散らすと香りが加わって、ぐっと本格的な中華の雰囲気になります。パクチーが苦手ならカイワレ大根がおすすめです。
まとめ
スーパーで二度見した国産春雨は、麻婆春雨に使ってみると、モチモチの弾力と煮崩れにくさで期待以上の実力だった。
茄子は先に焼いてトロッと、春雨はスープを吸わせてからとろみをつける。
この流れを守れば、茄子入り麻婆春雨は晩酌のアテにもご飯のおかずにもなる一皿になる。
もっとも、わが家で国産春雨の実力を知らなかったのは僕だけだったらしい。
参ったなぁと苦笑いしながら、黒ッキリボールのグラスを傾ける。
ドヤ顔の妻と、最高の食感の茄子入り麻婆春雨。
今夜の晩酌も、どうやらいい夜になりそうだ。
乾杯!
