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📒この記事でわかること
- 作り置きしてレンジで温め直しても、卵がちょうどよく仕上がる親子丼の作り方
- 卵を「白身→黄身」の順に落とし、表面を半生で止めるタイミング
- 温め直しで親子丼をボロボロにしないための、器の移し方と温め方
僕たち2人分と、実家に届ける分を合わせて8食分。
これを一気に作るのが、わが家の作り置き親子丼だ。
量が多いからといって手抜きはできない。
しかも、実家まで運ぶこと、僕たちが晩酌のアテにすること(丼にせず、アタマだけをつまみにする)という2つのハードルまで加わる。
そこで行き着いたのが、僕が編み出した「レンジで温め返してもおいしい親子丼」。
いろいろなレシピを参考にしながら何度も挑戦して、ようやくたどり着いた作り方だ。
とはいえ、特別なことをするわけではない。
卵の仕上げ方と、温め返すときに少しだけ気をつける点があるだけ。
ちなみに、オヤジ直伝の砂糖を使わない親子丼は別の記事で紹介している。
今回は「作り置きして温め直す」ことに絞った、わが家のもうひとつの親子丼だ。
作り置きできる親子丼の作り方

温め直しても固くなりすぎない親子丼のカギは、卵の仕上げにある。
ただし、その前に親子丼そのものがおいしくなければ意味がない。
基本の注意点は次の3つ。
- 鶏肉はそぎ切りにして、ひと口大に揃える
- 顆粒だし・水・みりんで具材を煮て、醤油はあとから加える
- 卵はたっぷり使い、2回に分けて入れる
この3つを押さえたうえで、作り置き向けの仕上げ方を加えていく。
調理時間の目安は、下味の30分を含めて約1時間(推定)。
実践レシピ
🥬 材料(8人分)

- 鶏もも肉:5枚(約200g×5枚)
- 塩:約10g(鶏もも肉1枚につき2つまみ程度、下味用)
- 酒:約50ml(鶏もも肉1枚につき小さじ2程度、下味用)
- 玉ねぎ:3個
- 水:360ml
- 顆粒だし:小さじ3
- みりん:240ml
- 醤油:120ml
- 砂糖:小さじ10(甘めが好きな場合のみ)
- 卵:16個
- 三つ葉:適量(お好みで)
- 温かいご飯:適量(丼にする場合)
🥣 使用する道具
- 蓋つきのフライパン(8人分なら2つ使う)
- ターナー(温め返すときに、小分けにしたアタマを移す場合)
🍳 作り方


- 鶏もも肉はドリップをペーパーで拭き取り、筋切りをして余分な皮を取り除く。ひと口大(約10g、2×2×1cmくらい)にそぎ切りにし、塩をふって軽くもみ込み、酒をふりかけて30分ほど置く。
- 玉ねぎは5mm程度の薄切りにして、フライパンに敷き詰める。玉ねぎを入れないレシピも多いようだが、わが家は入れる。
- 玉ねぎの上から水・顆粒だし・みりんを入れて、軽く混ぜる。ここではまだ火をつけない。
- 鶏肉を玉ねぎの上に敷き詰めてから、火をつける。常温の煮汁から煮ることで、旨みを引き出し、肉が固くなるのを防ぐ。
- 煮立ったら中火より弱い火加減にして、鶏肉を裏返す。裏返し終わったら醤油を加え(砂糖を使う場合もここで)、「ふつふつ」とした状態を保ちながら5分ほど煮込む。
- 煮込んでいる間に卵を割りほぐす。白身のコシを切り、黄身は崩す程度の軽い混ぜ方でよい。
- 溶き卵を中心から円を描くように落とす。混ぜすぎていない卵は白身から先に流れ落ちるので、まずはその白身を煮汁に吸わせて固める。
- 白身が固まってきたら、残った黄身中心の溶き卵を入れて蓋をする。
- 蓋をして30秒たったら火を止め、そのまま60秒蒸らせば完成。
- すぐに食べる場合は、ここで三つ葉を加えてもう一度蒸らす。作り置きにする場合は、フライパンから皿へ滑らせるように移す。
失敗しないコツ

① 表面の黄身は半生のまま火を止める

作り置きの親子丼でいちばん大事なのが、ここ。
白身はしっかり固まり、表面の黄身中心の卵が半生で広がっている状態がベストだ。
この時点で半生にしておくと、温め返したときに火が入ってほどよく固まり、見た目も食感もちょうどよくなる。
逆に、作った時点で好みの固さまで火を通すと、温め返したときに固くなりすぎてしまう。
実際、写真のうち1枚は少し固まり過ぎてしまった。
② 皿へはフライパンから滑らせて移す
できあがったアタマは、フライパンを傾けて皿へ滑らせるように移す。
ターナーなどですくおうとすると、半生の卵が崩れやすくなる。
1食分ずつ皿に移しておけば、そのままレンジで温め返せるのも作り置きには都合がいい。
③ 温め直しは皿のまま、揺すらず混ぜずに
レンジで温め返すときは、移した皿のままで温める。
小分けにしたものをフライパンで温め返す場合は、ターナーなどを上手に使ってフライパンへ滑り移し、揺すったりかき混ぜたりせずに温める。
ここを怠ると、せっかくの親子丼がボロボロ、ぐちゃぐちゃになってしまう。
④ 三つ葉は温め返すときにのせる
作り置きにする場合、三つ葉は作った当日には入れず、レンジで温め返すときにのせる。
ラップを開けた瞬間、アタマと三つ葉の香りが一緒に立ちのぼり、僕の胃袋を騒ぎ立てる。
作るときは卵をちょっと手前で止める、温めるときは触らない。
それだけで作り置きでもちゃんとうまい親子丼になるよ!
楽しみ方・食べ合わせ

もちろん、温かいご飯にアタマをのせて丼にするのが王道。
ただ、わが家の晩酌では丼にせず、アタマだけをアテにしてつまむことも多い。
甘辛い煮汁を吸った鶏肉と玉ねぎ、ほどよく固まった卵が、酒の肴にちょうどいいのだ。
三つ葉を切らさないよう、最近はリボベジで三つ葉を育て始めた。
さて、今夜あたり親子丼でもいいかな。
ちょうど三つ葉も、収穫を待っているようだ。
作り置きで注意していること

親子丼のアタマは卵を使っていて傷みやすいので、清潔な容器(皿)に入れて冷蔵保存し、わが家では翌日までに食べ切るようにしている。
食べる前には、においや見た目、経過日数を確認してほしい。
- 料理を十分に冷ましてから冷蔵庫へ入れる
- 清潔で乾いた保存容器を使用する
- 取り分けるときは、清潔な箸やスプーンを使う
- 蓋の内側に水滴がついていたら、清潔なキッチンペーパーで拭き取る
- 残りが少なくなったら、清潔で乾いた小さな容器へ移す
- 長時間室温に置いたものは、保存容器へ戻さない
- 少しでも異変を感じた場合は食べない
よくある質問

2人分だけ作りたいときの分量は?
材料をすべて4分の1にすると2人分の目安になります。鶏もも肉は約250g、玉ねぎは3/4個、卵は4個、水90ml、顆粒だし小さじ3/4、みりん60ml、醤油30mlほどです。煮汁が少ないと早く煮詰まるので、小さめのフライパンを使い、火加減を見ながら調整してください。
甘めの親子丼にしたいときは?
8人分なら砂糖を小さじ10ほど加えると、甘めの味に仕上がります。少人数分で作る場合は、量に合わせて減らし、味を見ながら調整してください。
三つ葉がないときは何をのせればいい?
青ねぎの小口切りやカイワレ大根でも、彩りと香りが加わります。三つ葉と同じく、作り置きにする場合は温め直すときにのせるのがおすすめです。
まとめ
8食分をまとめて作り、実家に届けて、自分たちは晩酌のアテにする。
そんなわが家の事情から生まれたのが、この作り置き親子丼だ。
作り方そのものは基本どおりで、違うのは卵を半生で止めることと、温め返すときに触らないことだけ。
たったそれだけで、レンジで温め直してもちょうどいい親子丼になる。
ラップを開けて三つ葉の香りがふわっと立てば、今夜の晩酌の準備はできあがりだ。

