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📒この記事でわかること
- 朝ごはんに使い回せる和の作り置き4品の材料と作り方
- 糸こんにゃくの乾煎りや、厚焼き玉子を焦がさない火加減など失敗しないコツ
- 混ぜご飯・おにぎり・晩酌のアテへのアレンジと、作り置きの保存で気をつけていること
これは、暑さが厳しくなり始めた頃の話。
夏になるとわが家では、毎年のように「寝室のエアコン問題」が持ち上がる。
エアコンが苦手な僕と、暑さが苦手な妻。
どちらも一歩も譲らず、このままでは夫婦仲にひびが入りかねないので、夏のあいだは寝る場所を分けることにした。
僕の寝床になったのは、テレビのあるリビング。
朝4時からサッカーのワールドカップを観ていたら、試合が終わる6時ごろには、すっかり腹ペコおじさんのできあがりである。
ちょうど起きてきた妻に朝ごはんをせがむこと、一度ならず2度、3度……。
エアコン問題以上の火種を増やさないよう、久しぶりに僕が朝ごはんを作ることにした。
せっかくなので、翌日以降も楽しめる朝ごはんの作り置きも一緒に仕込んでおく。
今回作ったのは、次の4品。
- 椎茸と糸こんにゃくのうま煮
- シンプルひじき煮
- 大根のハチミツレモン漬け
- 厚焼き玉子
ご飯に混ぜたり、おにぎりにしたり、そのまま晩酌のアテにしたり。
朝・昼・夜と使い回せる、夫婦2人暮らしにちょうどいい作り置きになった。
ただ、最初にひとつお断りしておきたい。
本来なら「茶・黒・白・黄色」と彩りよく並ぶはずが、厚焼き玉子を焦がしてしまい、「茶・黒・白・茶」という並びになってしまった。
腹ペコのときに急いではいけない、というのが今回の教訓である。
朝ごはんの作り置き4品の早見表

4品をまとめて作ると、調理時間は全部で約1時間。
煮物を冷ましている間や、大根を漬け込んでいる間に次の料理へ進めると、効率よく仕込める。
| 料理名 | 色 | 食感 | 味付け | 調理時間の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 椎茸と糸こんにゃくのうま煮 | 茶 | ぷりぷり・しこしこ | 甘辛・しょうゆ | 煮込み10〜15分+冷ます時間 |
| シンプルひじき煮 | 黒 | やわらか | だし・しょうゆ | 戻し10〜15分+煮込み7〜8分 |
| 大根のハチミツレモン漬け | 白 | ぽりぽり | 甘酸っぱい | 塩もみ15分+漬け込み半日以上 |
| 厚焼き玉子 | 黄(今回は焦げて茶) | ふんわり | だし入りの甘め | 約10〜15分(推定) |
椎茸と糸こんにゃくのうま煮の作り方

実践レシピ
旨味のある椎茸と、食感のよい糸こんにゃくを甘辛く煮た一品。
副菜としてそのまま食べるのはもちろん、炊きたてのご飯に汁ごと混ぜれば、これだけで立派な混ぜご飯になる。
調理時間の目安は、煮込み10〜15分に冷ます時間をプラスしたくらい。
🥬 材料(作りやすい分量)
- 生椎茸:1パック(6〜8個)
- 糸こんにゃく(しらたき):1袋(約200g)
- 水:150ml
- 顆粒だし(だし粉):小さじ1
- てんさい糖:小さじ1
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ1
- しょうゆ:大さじ2
🥣 あると便利な道具
- 落とし蓋(なければアルミホイルやクッキングシートで代用)
🍳 作り方
- 糸こんにゃくを食べやすい長さに切る(今回は、あく抜き不要のものを使用)。
- 椎茸は石づきを落とし、軸とかさを5mm幅に切る。
- 鍋に糸こんにゃくを入れ、中火で軽く炒って水分を飛ばす。
- 椎茸と、水・調味料をすべて加えて煮立たせる。
- 落とし蓋をして、汁気が少なくなるまで弱火で10〜15分ほど煮詰める
- 火を止め、そのまま冷まして味をなじませる
失敗しないコツ
① 調味料の前に糸こんにゃくを乾煎りする
糸こんにゃくは水分を多く含んでいるので、そのまま煮ると煮汁が薄まり、水っぽい仕上がりになりやすい。
先に鍋で乾煎りして水分を飛ばしておくと、味が入りやすくなる。
②:煮上がったら一度冷ます
煮物は、冷めていく間に味が具材へ染み込んでいく。
できたてをすぐ食べるより、一度冷ましてからのほうが味がなじんで美味しい。
乾煎りして冷ます、どっちも待つだけのひと手間だけど、これで味の入り方が全然違うよ!
楽しみ方・食べ合わせ
おすすめは、炊きたてのご飯に煮汁ごと混ぜて、刻んだ大葉をのせる食べ方。
残った混ぜご飯はおにぎりにすれば、昼ごはんにもなる。
海苔との相性もいい。
晩酌なら、甘辛いしょうゆ味なので日本酒や焼酎と合わせやすい。
小鉢に少しだけ盛ると、ぐっとアテらしくなる。
ちなみに、椎茸の軸も硬い石づきの部分だけ落とせば食べられる。
薄く切ってかさと一緒に煮れば、無駄なく使い切れる。
シンプルひじき煮の作り方

実践レシピ
乾燥ひじきだけで作る、わが家の定番。
具材を何種類もそろえなくていいので、あと一品ほしいときにも気軽に作れる。
そのまま食べてもいいが、細かく刻んでご飯に混ぜる「ひじきご飯」もおすすめ。
調理時間の目安は、戻し10〜15分と煮込み7〜8分。
🥬 材料(作りやすい分量)
- 乾燥ひじき:15g
- 水:60g
- 顆粒だし(だし粉):小さじ1/2
- てんさい糖:小さじ1
- みりん:小さじ1
- しょうゆ:大さじ1
🥣 あると便利な道具
- 目の細かいザル(なければ排水口用のネットをザルに重ねる)
🍳 作り方
- 乾燥ひじきを水に10〜15分浸けて戻す。
- 戻したひじきをよく洗い、水気を切る。
- 小鍋に水と調味料をすべて入れ、中火でひと煮立ちさせる。
- ひじきを加え、再び沸騰したら蓋をする。
- 弱火で7〜8分ほど煮る。
- 汁気が残っている場合は火加減を調整し、汁気を飛ばす。
失敗しないコツ
水切りはザルの網目を確認する
ひじきは細かいので、網目の大きいザルで水切りすると、すき間からどんどん流れてしまう。
目の細かいザルがない場合は、排水口用のネットなどをザルに重ねると扱いやすい。
楽しみ方・食べ合わせ
副菜としてそのまま食べるほか、細かく刻んでご飯に混ぜれば「ひじきご飯」になる。
少しだけ残ったときも、この食べ方なら無駄なく使い切れる。
だしとしょうゆの落ち着いた味には、日本酒や米焼酎が合わせやすい。
濃い味のおつまみの合間に添える小鉢にも向いている。
大根のハチミツレモン漬けの作り方

実践レシピ
部活の差し入れで食べた、どこか懐かしいハチミツレモン。
あの甘酸っぱい味を、大根の漬物にしてみた。
ハチミツの甘さとレモンの酸味で、朝の口直しにもちょうどいい一品。
調理時間の目安は、塩もみ15分と漬け込み半日以上。
ハチミツを使っているので、1歳未満の乳児には与えないこと。
🥬 材料(作りやすい分量)
- 大根:1/4本(約250g)
- 塩:小さじ1(下処理用)
- レモン汁:大さじ2
- ハチミツ:大さじ2
- リンゴ酢:小さじ1
🥣 使用する道具
- 密閉できる保存袋(ジッパー付きのもの)
🍳 作り方
- 大根を5mm幅のいちょう切りにする。
- 塩を振って軽くもみ、15分ほど置く。
- 大根から出た水分をしっかり絞る。
- 密閉できる保存袋に、調味料と大根を入れる。
- 袋の空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で半日以上なじませる
失敗しないコツ
① 塩もみ後の水分はしっかり絞る
大根に水分が多く残ったまま漬けると、調味液が薄まって味がぼやけやすい。
漬ける前に、出てきた水分をしっかり絞っておくのがポイント。
② 袋の空気をできるだけ抜く
袋の中に空気が残っていると、調味液に触れない大根が出てきてしまう。
空気をしっかり抜いて、大根全体が調味液に浸かるようにすると味がなじみやすい。
絞って、抜いて、地味な作業だけど、ここを丁寧にやると味がしっかり決まるよ!
楽しみ方・食べ合わせ
甘酸っぱくさっぱりした味なので、白ワインやレモンサワー、軽めのハイボールの箸休めにおすすめ。
朝ごはんでは、こってりしたおかずの合間の口直しにもなる。
大根は皮をむかなくても味が染み込むので、皮の状態がよければ、よく洗ってそのまま使える。
厚焼き玉子の作り方

実践レシピ
いつもの目玉焼きを厚焼き玉子に変えるだけで、朝ごはんの雰囲気が少し華やかになる。
ただし今回は、僕の腹ペコ具合が限界に近づいていた。
早く食べたい一心で、高温のまま一気に焼こうとした結果、見事に焦がしてしまった。
腕前以上の火力に頼ってはいけないと学んだよ。
調理時間の目安は、約10〜15分(手順からの推定)。
🥬 材料(4人分・夫婦2人で2食分)
- 卵:5個
- 焼き油:適量
- 水:大さじ2
- 顆粒だし(だし粉):小さじ1/2
- しょうゆ:大さじ1/2
- みりん:大さじ1
- 酒:大さじ1
- てんさい糖:小さじ2
- 塩:ひとつまみ
🥣 使用する道具
- 卵焼き用フライパン
- ザル(卵液をこす場合)
🍳 作り方
- ボウルに卵を割り入れ、白身を切るように箸で混ぜる。
- 水と調味料をすべて加え、泡立てないように混ぜる。
- 時間があれば、卵液を一度ザルでこす。
- 卵焼き用フライパンに油を熱する。
- 卵液を4〜5回に分けて流し入れ、その都度手前に巻く。
- 同じ作業を繰り返し、厚焼き玉子の形に整える。
失敗しないコツ
① 火を強くしすぎない
今回、身をもって分かったのがこれ。
急いで高温のまま焼こうとすると、内側まで火が入る前に表面が焦げやすい。
フライパンが熱くなりすぎたら、いったん火から外して温度を調整する。
② 卵液は空気を入れすぎずに混ぜる
卵液に泡が多いと、焼いたときに表面がでこぼこしやすくなる。
泡立てないように混ぜ、時間があればザルでこすと、より滑らかに焼き上がる。
火加減も混ぜ方も、要は急がないこと!
焦がした本人が言うんだから間違いない!
楽しみ方・食べ合わせ
だしのきいた甘めの厚焼き玉子には、日本酒やビールがよく合う。
朝ごはんのおかずはもちろん、晩酌の一品にも使いやすい。
作り置きで注意していること

作り置きは清潔な容器に入れて冷蔵保存し、わが家では1週間ほどを目安に食べ切っている。
ただし保存期間は料理の種類や衛生状態、冷蔵庫の温度によって変わるため、食べる前ににおいや見た目、経過日数を確認すること。
- 料理を十分に冷ましてから冷蔵庫へ入れる
- 清潔で乾いた保存容器を使用する
- 取り分けるときは、清潔な箸やスプーンを使う
- 蓋の内側に水滴がついていたら、清潔なキッチンペーパーで拭き取る
- 残りが少なくなったら、清潔で乾いた小さな容器へ移す
- 長時間室温に置いたものは、保存容器へ戻さない
- 少しでも異変を感じた場合は食べない
よくある質問

糸こんにゃくのあく抜きは必要?
今回は、あく抜き不要と表示された糸こんにゃくを使っています。あく抜きが必要なタイプの場合は、袋の表示に従って下ゆでしてから乾煎りしてください。
作り置きのひじき煮で、ひじきご飯を作るには?
ひじき煮を細かく刻んで、炊きたてのご飯に混ぜるだけで作れます。少しだけ残ったひじき煮の使い切りにもおすすめです。
大根のハチミツレモン漬けは子どもも食べられる?
ハチミツを使っているため、1歳未満の乳児には与えないでください。
作り置き4品で、朝・昼・晩を楽しむ

この日は、椎茸と糸こんにゃくのうま煮を炊きたてのご飯に混ぜて朝ごはんにした。
残った混ぜご飯はおにぎりにして昼ごはんへ。
夜はいつもの晩酌を楽しみ、翌朝は厚焼き玉子をおかずにする。
一度の作り置きが、朝・昼・晩につながっていく。
夫婦2人分なら、たくさんの種類を大量に作らなくてもいい。
少ない材料で作った朝ごはんの作り置きを、ご飯やおにぎりにアレンジしながら食べ切るくらいがちょうどいい。
これで、朝ごはんをめぐる夫婦の火種はひとまず消えた。
もっとも、夜のエアコン問題は別の話。
だいぶ涼しくなってきたので、ひとまず一時休戦で来季へ持ち越しだな。