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📒この記事でわかること
- ル・クルーゼで2合のご飯をおいしく炊く手順(計量・洗米・浸水・加熱・蒸らし)
- 新米の甘みを引き出す「2欠片の氷」と、水っぽくしないキッチンペーパーのひと工夫
- 残ったご飯を炊き立てのように味わう冷凍保存と温め方
稲刈りが終わり、新米が出回る季節になった。
田んぼの稲の育ち具合が気になるようになったのは、自分たちで家庭菜園を始めてからだ。
自分たちで育てた野菜を料理して食べる、これ以上の幸せはない。
ただ、お米ばかりはそうはいかない。
我が家では、お米を農家さんから直接買っている。
収穫したお米はずっと玄米のまま低温貯蔵庫で保管され、買うたびに精米して食べている。
おかげで、いつ食べても米が美味い。
ついつい食べすぎてしまうのも、仕方のないことなのだ。
せっかくの新米、美味しく食べるにはもう一つ大事なポイントがある。
それが「米の炊き方」だ。
今回はいつもの晩酌のアテから趣向を変えて、我が家で20年以上続けている妻の「鍋炊きご飯」を紹介する。
使うのは、我が家で大活躍の「ル・クルーゼ」。
これが、炊飯器とは比べ物にならないほど、すこぶる美味しいご飯に炊き上がるのだ。
この感動的なご飯を食べるために、僕は晩酌での炭水化物をぐっと我慢するようになった。
先日も、朝食にいつもの2合を炊いたら、夫婦で一度にペロリと平らげてしまった。
50代夫婦、恐るべし胃袋である。
大雑把な僕と違って、朝食担当の妻は几帳面だ。
ル・クルーゼでご飯を炊く一連の流れを、毎回きっちり守っている。
「美味しく炊く」という、絶対に負けられない戦いがそこにはある。
お米のポテンシャルを極限まで引き出す、妻秘伝のル・クルーゼ炊飯を、新米の季節にあらためて大公開する。
なぜル・クルーゼで炊くとご飯が美味しいのか

どんな鍋でもご飯は炊ける。
それでも、ル・クルーゼの実力は圧倒的だ。
理由は、その材質と構造にある。
- 熱の伝わり方と蓄熱性:厚手の鋳物ホーローが、お米全体にムラなくじっくり熱を伝える
- ずっしり重い蓋:適度な圧をかけ、蒸気を極力逃がさない
この2つが合わさって、お米の芯までふっくら熱が通る。
甘みが強く、米粒が一つひとつピンと立った「極上の銀シャリ」に仕上がるのである。
我が家で鍋炊きご飯に使っているのは、20年以上前に購入した黄色のル・クルーゼ(ココット・ロンド20cm)だ。
ル・クルーゼで炊く鍋炊きご飯の作り方

実践レシピ
美味しく炊くコツは、「米」「水」「熱」のバランスとタイミング。
この流れどおりに炊けば、米粒が美しく立つこと間違いなし!
調理時間の目安は、浸水を除いて30分ほど(沸騰までの時間はコンロの火力で変わるため、あくまで目安)。
🥬 材料(お米2合分)
- 米:2合(360mL)
- 水:約400mL(氷の分を差し引いて計量する)
- 氷:2欠片
🥣 使用する道具
- ル・クルーゼ ココット・ロンド20cm
- お米計量カップ
- お米とぎ
- ザルとボウル
- キッチンペーパー、しゃもじ
我が家で使っている道具は、記事の後半「我が家で使っている炊飯道具」で紹介しているよ。
🍳 作り方

- お米用の計量カップで、すり切りにして正確に量る。トントン揺すったり押し込んだりはしない。
- 1回目の水は、軽く2〜3回かき混ぜたらすぐに捨てる。水がない状態で20回ほど優しく研ぎ、再び水を入れてひと回しして捨てる。これを2〜3回繰り返す。
- たっぷりの水に浸けて浸水させる。目安は夏場40分、冬場60〜90分。
- ザルにあげてしっかり水を切り、5分以内にル・クルーゼへ移す。氷2欠片と、計量した水を加える。
- 蓋をして強火にかける。沸騰して吹きこぼれてきたら弱めの中火にし、5分炊いて火を止める。
- すばやく蓋を開け、キッチンペーパーを挟んで再び蓋を閉める。そのまま10〜15分蒸らす。
- 蒸らし終わったらすぐに、鍋のヘリからしゃもじを回し入れ、底から大きく掘り起こすようにふんわりほぐす。
- お茶碗に「3回盛り」で盛り付ける(下の「楽しみ方」を参照)。
失敗しないコツ
① お米は冷蔵庫で保存し、1か月で食べきる

お米は、精米した瞬間から酸化が始まる。
密閉できるタッパーやペットボトルに入れて、冷蔵庫(野菜室など)で保存するのが理想だ。
量は1か月くらいで食べきれる分を目安にすると、最後まで美味しく食べられる。
② 最初の水はすぐ捨てて、研ぐのは「優しく、手早く」

乾いたお米は、最初に触れた水をぐんぐん吸い込む。
1回目の水をすぐに捨てるのは、ぬか臭さをお米に吸わせないためだ。
力を入れてゴシゴシ研ぐと米粒が割れるので、あくまで優しく手早く済ませる。
③ 浸水と水切りは忙しくても省かない
浸水は、美味しさを引き出す最大の秘訣だ。
お米の中心部までしっかり吸水させることで、芯のないふっくらとしたご飯になる。
季節の変わり目の秋は、その日の室温を見ながら夏場と冬場の目安の間で調整するとよい。
そして、炊く直前に5分間水切りすること。
④ 「2欠片の氷」で甘みを引き出す
お米のデンプンが甘みに変わるのは、沸騰前の80℃に達するまでの間だ。
氷を入れて冷たい水からゆっくり温度を上げることで、この時間が長くなり、甘みがぐっと増す。
じわじわと熱が伝わるル・クルーゼとの相乗効果で、新米の甘さが一段と引き立つ。
⑤ 蒸らしはキッチンペーパーを挟む

蓋の裏についた水滴がご飯に落ちると、表面が水っぽくなってしまう。
火を止めたらすぐにキッチンペーパーを挟むことで、余分な水分を吸わせることができる。
保温性の高いル・クルーゼは余熱が本当に優秀で、蒸らしの間に米粒の内側と表面の水分が均一になり、一粒ひとつぶがぱっつりと立ち上がる。
おコゲが好きなら、火を止める直前に一瞬だけ強火にするとよい。
ちょっと面倒に感じるかもしれないけど、この地味なひと手間が絶品銀シャリを叶えてくれるよ!
楽しみ方・食べ合わせ

蒸らし終えて蓋を開けると、炊き上がりの素晴らしい香りが部屋中に充満する。
ほぐすと余分な水蒸気が抜けて、ツヤツヤと輝く「銀シャリ」がお目見えだ。
もう待てない、早く食べたい!
妻には、盛り付けにも熱いこだわりがある。
名付けて「3回盛り」。
- 1回目:お茶碗の5〜6分目まで
- 2回目:お茶碗の8分目まで
- 3回目:残りを盛って、形をふんわり整えて完成
空気をつぶさずにふっくら盛られたご飯は、見た目からして美味しそうだ。
このひと手間と愛情こそが、美味しさの最大の隠し味なのかもしれない。
我が家の朝食は、ル・クルーゼで炊いたご飯に、品数たっぷりのお惣菜。
まるで旅館飯のようで、朝からテンションが上がる。
残ったご飯の冷凍保存と温め方
炊き上げたご飯は、一粒たりとも無駄にはできない。
いつでも美味しいご飯を食べたいという、負けられない戦いパート2がここにある。
ル・クルーゼで炊いたご飯は冷めても美味しいが、残ったら熱々のまますぐに冷凍保存するのが我が家のルールだ。
ご飯を美味しく冷凍するルール

- ご飯が温かいうちにラップに平たく広げ、ふんわり包む(湯気も一緒に閉じ込めるのがコツ)。
- もう一度ラップを巻いて「2重包み」にする。
- 粗熱が取れたら冷凍室へ入れる。
冷凍ご飯の温め方
食べるときは、ラップをしたまま電子レンジで加熱する。
我が家では600Wで3分、裏返して2分。
この方法なら、温め直しでも炊き立てのようなふっくら感がよみがえるのだ。
我が家で使っている炊飯道具
妻の鍋炊きご飯を支えている道具を紹介する。
どれも我が家で実際に使っているものだ。
ル・クルーゼ ココット・ロンド20cm
鍋炊きご飯の主役。
厚手の鋳物ホーローがじっくり熱を伝え、重い蓋が蒸気を逃がさない。
火を止めたあとの余熱も優秀で、蒸らしの間に米粒がピンと立ち上がる。
わが家は2合だけど、3合炊けるよ(3合の場合は、沸騰して6分)。
マーナ お米計量カップ
1合=180mLを、すり切りで正確に量るためのカップ。
美味しく炊けるかどうかは、最初の計量から始まっている。
これは、持ち手がついているからお米をすくいやすく、几帳面な妻が、毎回きっちりすり切りで量っている。
マーナ お米とぎ
洗米は「優しく、手早く」が鉄則。
お米とぎを使うと、米粒を割らずに手早く研ぐことができる。
これは、先がシリコンになっているから、鍋や炊飯器を傷つけないし、水の冷たさから手を守ってくれるすぐれもの。
ベルメゾン ザルセット
浸水を終えたお米を5分間水切りする際に使用している。
ザルの脚をボウルに引っ掛けると、水切りがしっかりできて便利。
水切りが甘いと水加減が狂うので、地味ながら欠かせない道具。
わが家では6点セットを購入し、中サイズをお米用にしている。
よくある質問

新米を炊くときは水を減らしたほうがいい?
新米は水分を多く含んでいるため、一般的には水を気持ち控えめにするとよいと言われています。まずはいつもの分量で炊いてみて、やわらかく感じたら少しずつ減らして好みの加減を探してみてください。
ル・クルーゼ以外の鍋でも同じように炊ける?
ご飯自体はどんな鍋でも炊けます。ただ、この炊き方は厚手で熱がじっくり伝わり、蓋が重くて蒸気を逃がしにくいル・クルーゼの特性を活かしているので、ほかの鍋では火加減や時間の調整が必要になります。
浸水する時間がないときは省いてもいい?
浸水は芯のないふっくらしたご飯にするための大事な工程なので、省かないことをおすすめします。時間がない日は、先に計量と洗米だけ済ませて浸水させておくと、段取りよく炊けます。
まとめ
新米の季節こそ、炊き方にこだわる価値がある。
ル・クルーゼで炊く鍋炊きご飯は、正確な計量、優しく手早い洗米、しっかりした浸水、2欠片の氷、キッチンペーパーでの蒸らしと、一つひとつは小さなひと手間の積み重ねだ。
これを20年以上続けてきた妻の流れどおりに炊くと、米粒がピンと立った甘い銀シャリに仕上がる。
寝ているときから腹を鳴らしている僕は、この朝ご飯で完璧なエネチャージ!
これで一日頑張れる!