晩酌レシピ

とん平焼きのレシピ|フライパンで簡単、千切りキャベツたっぷりの関西屋台の味

とん平焼き

📒この記事でわかること

  • フライパンひとつで作れる、千切りキャベツたっぷりのとん平焼きのレシピ
  • キャベツが水っぽくならない味付けのタイミングと、卵の混ぜ方のコツ
  • とん平焼きの名前の由来と、本家の味付けとわが家の味付けの違い

新しいピーラーを買ったら、千切りキャベツがおもしろいほど量産できるようになった。

シャッ、シャッと軽い音を立てながら、きれいな千切りがどんどん積み上がっていく。

その光景は爽快なのだが、気づいたときにはボウルいっぱいに「キャベツの山」ができあがっていた。

今夜もまんまと作りすぎてしまったわけだ。

でも、サラダで食べきるには、さすがに多すぎる。

それなら火を通してカサを減らすのが正解だ。

というわけで、今夜の晩酌はキャベツが主役の「おうち屋台」を開店することにした。

じつは先日、千切りキャベツでお好み焼きを作って、思うようにいかなかった。

同じ失敗は繰り返さない。

お好み焼きで果たせなかった千切りキャベツの活躍の場として、とうとうあの料理の出番が来た。

とん平焼きである。

皆さんは、とん平焼きって知ってる?

妻は、僕が作るまでこの料理を知らなかった。

「豚肉を卵で巻いた料理」と説明したら、返ってきたのは「ピカタだよね」のひと言。

ところが僕のほうはピカタを知らず、まるで会話がかみ合わなかった。

20代のころのそんな出来事を、2人で思い出して笑った。

今日作るのは、ピカタではなくとん平焼き。

なにしろ、この千切りキャベツを何とかしたいのだから。

とん平焼きの作り方

とん平焼きは、大阪など関西地方ではおなじみの鉄板焼きメニューだ。

炒めた豚肉と野菜を卵で包むのが一般的なスタイルで、お店によっては卵に水溶き片栗粉を加えるところもあるらしい。

発祥は、戦後の大阪・梅田にあった居酒屋「本とん平」といわれている。

店主が戦時中にロシア(旧ソ連)で食べた料理をヒントに、豚肉(とん)を平らに焼いたことが名前の由来なのだそう。

元祖は豚ロースを平たく叩きのばし、生地と一緒に焼いたものだったという。

いまの屋台や居酒屋では、たっぷりの千切りキャベツと豚肉を炒めて卵で包むスタイルが主流になっている。

お好み焼きと違って、小麦粉も山芋も使わないのが特徴のひとつ。

手間がかからず食材も少なくて済むので、わが家ではおうち屋台メニューとしてたびたび登場する。

シャキシャキのキャベツに、コクのあるソースとマヨネーズ。

それだけで酒が進む、最強の一皿だ。

実践レシピ

調理時間の目安:約15分(下ごしらえ込みの目安)

🥬 材料(作りやすい分量)

  • 豚バラ肉:150g(薄切り肉なら部位は何でもいい)
  • 卵:2個
  • キャベツ:1/4個
  • 油:大さじ1
  • 塩:適量
  • こしょう:適量
  • 醤油:小さじ1/2
  • 中濃ソース:適量
  • マヨネーズ:適量
  • かつお節:適量
  • 青のり:適量

🥣 あると便利な道具

  • 千切りピーラー(キャベツ1/4個分の千切りがあっという間にできる)
  • フライ返し(ヘラ)

🍳 作り方

  1. キャベツは千切りにする。

  2. 豚肉は一口大に切る。

  3. ボウルに卵を割り入れ、軽く溶きほぐしておく。

  4. フライパンに油の半量(大さじ1/2)を入れて熱し、豚肉を中火で炒める。肉の色が変わったらキャベツを加え、しんなりするまで炒める。塩・こしょう・醤油を加えて炒め合わせ、いったん皿に取り出す。

  5. フライパンの汚れをキッチンペーパーでさっと拭き取る。残りの油(大さじ1/2)を入れて中火で熱し、卵を流し入れる。さっと混ぜて火を通したら、4の具を卵の中央に戻し、ヘラとフライパンのフチを使って卵で巻く。

  6. 皿に盛り付け、中濃ソース・マヨネーズ・かつお節・青のりをかける。

失敗しないコツ

① 味付けはキャベツに火が通ってから

塩やこしょうを早い段階で入れると、キャベツから水分が出て具が水っぽくなりやすい。

キャベツがしんなりして熱が入ったのを確かめてから味付けすると、べちゃっとせず、卵で包んだときもまとまりがいい。

② 卵は溶きほぐしすぎない

とん平焼きを上手に焼くには、卵の混ぜ方が大事なポイントだ。

白身と黄身が少し残るくらいに軽く混ぜておくと、焼いたときにふわっとした食感になる。

しっかり混ぜすぎると、薄く均一に焼けてしまい、具を包むときにふんわり感が出にくい。

晩酌おじ
晩酌おじ

ほんのちょっとの順番と混ぜ加減。

こを押さえるだけで屋台の味にぐっと近づくよ!

楽しみ方・食べ合わせ

まずはひと口。

しんなりしたキャベツの甘みと豚肉の旨みが、半熟の卵と濃厚なソースに包まれて、口いっぱいに広がる。

すかさず黒ッキリボールを流し込むと、思わず笑みがこぼれた。

僕は中濃ソースとマヨネーズで食べているが、本家本元はケチャップ・からし・マヨネーズ(おそらく自家製)で味付けしているらしい。

次回は、この本家の味付けでも食べてみるつもりだ。

よくある質問

豚バラ肉以外の肉でも作れる?

薄切り肉であれば、豚こま切れ肉やロースなど、ほかの部位でもおいしく作れます。脂の少ない部位を使う場合は、炒め油を少し多めにすると具がパサつきにくくなります。

千切りキャベツは市販のカット野菜でもいい?

市販の千切りキャベツでも作れます。袋から出したら水気をよく切ってから炒めると、水っぽくなりにくくなります。

卵がうまく巻けないときは?

無理に巻かず、具の上に卵をかぶせるようにして半分に折りたたむだけでも十分です。卵が完全に固まる前の半熟のうちに包むと、破れにくくなります。

まとめ

千切りキャベツの山をどう攻略するか、という悩みから始まった今夜のおうち屋台。

フライパンひとつで作れるとん平焼きは、粉も山芋も使わず、キャベツをたっぷり消費できる頼もしい一品だった。

味付けはキャベツに火が通ってから、卵は混ぜすぎない。

この2つを押さえておけば、ふわとろ卵とソースの組み合わせが家でも楽しめる。

ただ、とん平焼きだけではキャベツの山は消えなかった。

残りの千切りキャベツは、オリジナルの「ベーコンの甘辛タレ焼き」でおいしくいただいた。

  • この記事を書いた人

晩酌おじのクロ

美味しい物を食べる事とお酒を飲むのが大好き。50代フリーランス夫婦で家事を分担。食いしん坊吞兵衛おじさんなので料理担当。仕事終わりに、作り置きのアテで晩酌するのが至福のひととき。

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