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📒この記事でわかること
- 肉・魚なしでも食べ応えのある、じゃがいもと小松菜のスパニッシュオムレツの作り方
- スパニッシュオムレツ(トルティージャ)の特徴と、キッシュとの違い
- 余った小松菜で作れる、春雨のオイスターソース炒めのレシピ
食いしん坊で呑兵衛の僕と、それに付き合ってくれる妻。
夫婦そろってフリーランスになってから、食事の担当は僕になった。
台所に立つようになって心がけているのが「なるべく健康的な晩酌」だ。
休肝日はつくらない主義なので、せめてアテくらいは体にやさしくしたい。
そこで決めたのが、減塩・手づくり・バランスの3つ。
とはいえ、きっちりしたルールは続かない性格なので、どれも「ゆるーく」守っている。
減塩はレシピの大さじ1を大さじ0.9くらいにする程度。
手づくりは週2回の買い出しに合わせた作り置きで、冷蔵庫には常に8種類ほどのアテが並んでいる。
バランスについては、魚は妻が担当する朝食で週1〜2回、野菜は作り置きや鍋でしっかり。
それでも、どうしても肉に偏りがちなのが悩みどころだった。
そこで最近ときどき取り入れているのが、肉と魚を抜いた「ゆるベジ晩酌」。
卵や乳製品は食べる「ラクト・オボ・ベジタリアン」というスタイルで、欧米ではもっとも一般的なベジタリアンの形なのだそう。
野菜が主役でも、食べ応えがあって、お酒に合って、見た目も華やかなアテを探しているところだ。
今夜は、妻の大好物でゆるベジ晩酌といこう。
今回のレシピ早見表
| 料理名 | 色 | 食感 | 味付け | 調理時間の目安 |
|---|---|---|---|---|
| じゃがいもと小松菜のスパニッシュオムレツ | 黄・緑 | ほっくり・ふんわり | 塩こしょう・粉チーズ | 約25分 |
| 小松菜と春雨のオイスターソース炒め | 緑・茶 | つるっと・シャキッ | オイスターソース・醤油 | 約15分 (春雨を戻す時間は除く) |
スパニッシュオムレツとは?キッシュとの違い

スパニッシュオムレツ
スパニッシュオムレツは、スペインで古くから親しまれている卵料理。
現地では「トルティージャ」または「トルティージャ・エスパニョーラ」と呼ばれている。
一般的なオムレツのように半月形に包まず、フライパンの丸い形そのままに、2〜3cmほどの厚みに焼き上げるのが特徴。
基本の材料は卵・じゃがいも・玉ねぎ・塩・オリーブオイルと、とてもシンプル。
切り分けるときはケーキのように放射状にカットする。
中までしっかり火を通すので、温かくても冷めてもおいしく、スペインのバルでは定番のおつまみ。
お弁当やピクニック、持ち寄りパーティーにも重宝される。
キッシュ
よく似た料理にフランス生まれのキッシュがあるが、こちらはパイ生地やタルト生地に卵液と具材を流し込み、オーブンで焼くもの。
生地があるかどうか、フライパンで焼くかオーブンで焼くかが大きな違いだ。
具材もキッシュはベーコンやチーズ、ほうれん草などを入れて生クリームを加えることが多く、素材を絞ったスパニッシュオムレツとは方向性が異なる。
じゃがいもと小松菜のスパニッシュオムレツの作り方

実践レシピ
本場では玉ねぎを合わせるのが定番だが、今回は冷蔵庫で出番を待っていた小松菜を使い切るために、じゃがいも×小松菜の組み合わせにした。
緑が加わることで、切り口の彩りもぐっと華やかになる。
調理時間の目安は約25分(推定)
🥬 材料(直径20cm前後のフライパン1枚分)
- 卵:4個
- じゃがいも:1個
- 小松菜:1株(1袋3株入りの約1/3)
- 粉チーズ:大さじ2
- オリーブオイル:大さじ4(炒め用大さじ2、焼き用大さじ2)
- 塩:適量
- こしょう:適量
🥣 使用する道具
- 蓋つきのフライパン(直径20cm前後だと厚みが出しやすい)
- 電子レンジ対応の耐熱容器
- フライパンより一回り大きい平皿(裏返すときに使う)
厚みのあるオムレツには蓋つきの貝印20cmフライパン。
じゃがいものレンチンにはHARIOの耐熱ガラス容器。
この2つがあれば失敗知らず!
🍳 作り方

- じゃがいもは皮をむいて5mm厚さの薄切りにし、耐熱容器に入れてふんわりラップをかけ、600Wの電子レンジで3分ほど加熱する。加熱後は出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取る。
- 小松菜は5cm長さに切りそろえる。
- フライパンにオリーブオイル大さじ2を入れて中火にかけ、1と2を炒める。小松菜がしんなりしたら、塩こしょうで軽く下味をつける。
- 大きめのボウルに卵を割りほぐし、粉チーズを加えて混ぜる。3を加えて、具材全体に卵液がからむようによく混ぜる。
- フライパンをさっと拭き、オリーブオイル大さじ2を入れて中火で熱する。4を流し入れて2分ほど焼き、縁が固まりはじめたら弱火にして蓋をし、3分ほど焼く。
- 底面に焼き色がついたら、フライパンに平皿をかぶせてひっくり返し、オムレツを皿に移す。そのまま焼いていない面を下にしてフライパンに滑らせて戻す。
- 中火で2分ほど焼き、焼き色がついてきたら弱火にして蓋をし、さらに3分ほど焼く。両面にきれいな焼き色がつけば完成。
🏷️ 失敗しないコツ
じゃがいもはさいの目ではなく薄切りにする
薄切りにすると断面に芋の層ができ、ひと口ごとにじゃがいものほっくり感をしっかり味わえる。
さいの目だと卵に埋もれて存在感が薄れやすいので、芋好きの人ほど薄切りがおすすめ。
じゃがいもを薄切りにする、ここを押さえるだけで芋のほっくり感が段違いだよ。
楽しみ方・食べ合わせ
焼きたてはふんわり、冷めると味が落ち着いてしっとりとした食感になるので、どちらのタイミングでも楽しめる。
ケーキのように放射状に切り分けて、そのまま手でつまむのがバル風。
お酒なら白ワインや辛口のスパークリングワイン、ビールとの相性がいい。
味変したいときは、ケチャップや粒マスタードを添えるのもおすすめ。
小松菜を買ったら1袋に3株も入っていたので、1株をオムレツに。
残りの2株をこちらのおまけレシピに回したので、一緒に紹介するね。
小松菜と春雨のオイスターソース炒めの作り方

実践レシピ
いつもは豚バラ肉やひき肉を合わせるところだが、今日はゆるベジの日なので、小松菜と春雨だけで仕上げる。
春雨がうま味たっぷりの煮汁を吸ってくれるので、肉なしでも物足りなさはない。
調理時間の目安は約15分(推定、春雨を戻す時間を除く)。
🥬 材料(作りやすい分量)
- 乾燥春雨:100g
- 小松菜:2株(約100g)
- ごま油:大さじ1
- 鶏がらスープ:100ml(水100mlに鶏がらスープの素小さじ1を溶かしたもの)
- オイスターソース:大さじ2
- 醤油:大さじ1
※鶏がらスープ・オイスターソース・醤油は、あらかじめ混ぜて合わせ調味料にしておく。
春雨は国産のものを使ってるよ。
これは、煮汁をたっぷり吸わせても、もちもち食感で煮崩れしにくいから、くたっとしないのでほんとおすすめ!
🍳 作り方

- 春雨はパッケージの表示どおりにぬるま湯で戻し、水気をきって食べやすい長さにザク切りにする。
- 小松菜は5cm長さに切る。
- フライパンにごま油を入れて中火で熱し、2の小松菜を炒める。
- 小松菜に油が回ったら合わせ調味料を加えて煮立たせ、1の春雨を加える。
- 春雨に汁気を吸わせるように炒め合わせ、煮汁がほぼなくなったら完成。
🏷️ 失敗しないコツ
全体にラー油を入れてしまうと、辛いものが苦手な家族と分け合えなくなる。
だから、仕上げに各自で調整するのがおすすめ。
ラー油は最後に自分の皿だけ、これだけで家族みんなが笑顔で食べられるよ!
楽しみ方・食べ合わせ
オイスターソースのコクと春雨のつるっとした食感で、ビールやハイボールがどんどん進む味わい。
ラー油を垂らしてピリ辛にすると、さらにお酒との相性がよくなる。
冷めても味がなじんでおいしいので、のんびりつまむアテにもぴったり。
よくある質問

小松菜以外の野菜でもスパニッシュオムレツは作れる?
作れます。本場の定番は玉ねぎで、薄切りにしてじっくり炒めると甘みが出ます。ほうれん草やブロッコリー、パプリカなどを加えると、切り口の彩りがきれいなのでおすすめです。
じゃがいもは電子レンジで加熱しないとだめ?
生のまま炒めても作れますが、中まで火が通るのに時間がかかります。先に電子レンジで加熱しておくと、炒め時間が短くなり、焦がす心配も減ります。加熱後は水気をしっかり拭き取ると、卵液が水っぽくなりにくいです。
もっと厳密にベジタリアン仕様にするには?
小松菜と春雨の炒めものは、鶏がらスープの素を野菜由来のブイヨンに替えると、肉由来の食材を使わずに作れます。オイスターソースは牡蠣が原料なので、気になる場合はしいたけなどを原料にしたベジタリアン向けのオイスターソースを使ってください。
牡蠣を使わない有機オイスター風ベジソース、今度僕も使ってみよう!
まとめ

肉も魚も使わないゆるベジ晩酌でも、じゃがいもたっぷりのスパニッシュオムレツがあれば食卓の主役は十分に務まる。
この日のお品書きは、作り置きも駆使して全8品。
- スパニッシュオムレツ
- 小松菜と春雨のオイスターソース炒め
- 茄子のニンニクトマトソース炒め
- 大根のレモンハチミツ漬け
- きゅうりと大葉のさっぱり漬け
- 白菜のキムチ漬け
- きゅうりのキムチ漬け
- 大根の炒り煮
野菜だけでも、しっかりとした満足感があった。
ただ、翌朝はいつも以上にお腹が空くので、そこは覚悟しておいたほうがいい。
おまけに翌日はお腹の調子がすこぶる快調で、ちょっと驚いた。
減塩も作り置きもベジタリアンも、きっちりやろうとすると続かない。
「たまに、ゆるーく」くらいの気持ちで、野菜が主役の晩酌を楽しんでみてほしい。